「YMO」の坂本龍一氏が死去

音楽家の坂本龍一氏が３月28日に死去した。71歳だった。葬儀は近親者のみで営まれた。今年１月11日には、「YMO（イエロー･マジック･オーケストラ）」のドラマーとしてともに活動した高橋幸宏氏が誤嚥性肺炎のため死去したが、テクノポップの牽引者であり世界のミュージックシーンに大きな影響を与えた二人の相次いでの訃報となった。

坂本龍一氏は、1988年に米映画『ラストエンペラー』で米アカデミー作曲賞を日本人で初めて受賞した。晩年はがん闘病が続いたが、最後まで音楽作りに情熱を注いだ。マネジメント会社のキャブは坂本龍一氏の逝去に伴い、「Ars longa, vita brevis（芸術は長く、人生は短し）」という坂本龍一氏が好んだ一節を紹介している。