「ギャップ(GAP)」や「オールド・ネイビー(OLD NAVY)」を運営する米国のギャップは11月21日、2024年12月期の第3四半期決算を発表した。売上高は前年同期比で2%増となる38億ドル(約5852億円*)、営業利益は同42%増となる3億5500万ドル(約546億7000万円)、四半期純利益は同25%増の2億7400万ドル(421億9600万円)だった。
ブランド別では、「オールド・ネイビー」の売上高は22億ドル(約3388億円、前年同期比1%増)、「ギャップ」は8億9900万ドル(約1384億4600万円、同1%増)だった。「ギャップ」の既存店売上高は前年同期比で3%増となり、四半期では4期連続でのプラスとなった。「バナナ・リパブリック(Banana Republic)」の売上高は前年同期比で2%増となる4億6900万ドル(約722億2600万円)、アスレジャーブランド「アスレタ(Athleta)」の売上高は同4%増となる2億9000万ドル(約446億6000万円)だった。
2023年8月22日にCEOに就任したリチャード・ディクソン(Richard Dickson)は、就任から1年ですべてのブランドの売上高を前年同期から増収に押し上げ、さらに第3四半期の決算が好調なことから、2024年12月期の通期の売上高の見通しをこれまでの1%未満増から1.5〜2%増に引き上げた。