
シューズ専門店「アスビー(ASBee)」を展開するジーフットは7月11日、2026年2月期の第1四半期決算を発表した。売上高は156億5400万円(前年同期比7.6%減)、営業利益は1億100万円(同74.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1100万円の赤字(前年は2億800万円)だった。
第1四半期は、不採算店舗を整理したことで、店舗数が前年同期から21店舗減り、減収となった。最終利益も赤字転落となった。売上高構成比で41.8%を占めるスポーツシューズが前年同期比で10.6%減と苦戦し、紳士靴も同10.9%減と2桁での減収となった。婦人靴、子供靴のカテゴリーも前年割れしている。
ジーフットは経営基盤の立て直しのために構造改革に取り組んでいる。採算がとれていない店舗は閉鎖し、ブランドも「アスビー」への統一を進めている。5月末時点で店舗数は630店舗。また、ジーフットはEC事業を強化しており、アプリの会員数は第1四半期で35万増え、累計で160万となった。今後は店舗に対するストアロイヤリティの向上を目指しながら、EC販売の拡大に取り組んでいく。
ジーフットの2026年2月期の連結業績予想は、売上高は600億円(前期から変動なし)、営業利益は5億円(前年は8億500万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は1000万円(同10億6000万円の赤字)としている。