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Japan|しまむらは復活しているのか?株価復調も「しまむら離れ」の懸念 

Oct 6, 2019.久米川一郎Tokyo, JP
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しまむら公式HP

 しまむらが2019年9月30日に発表した第2四半期(2月21日〜8月20日)決算は、売上高2643億円(以下、1億円以下切り捨て。前年比−4.1%)、営業利益143億円(同+0.3%)、経常利益145億(同−1.0%)、当期利益96億1300万円(同+1.1%)と、ほぼ前年並みの数字だった。ただし前年は売上高が前年比−3.0%、営業利益が−40.0%、経常利益が−39.5%、当期利益が−41.6%という減収大幅減益決算だったから、今年の中間決算は、復活のためのジャンピングボードなのか、なんとか踏みとどまってはいるものの不調を引きずっているのか、ハッキリしない。

 同社の通期決算予想は、売上高+3.1%、営業利益+36.5%、経常利益+36.1%、当期利益+46.6%という強気のものだが、「しまむら離れ」が起こっているという市場関係者の話や非常にタイプ(完全なSPA企業というよりも協力企業からの仕入れによる商品構成)の似ている「フォーエバー21(FOREVER21)」が日本撤退し本社のある米国では連邦破産法を申請していることなどから不安視する向きもある。さて、下半期はどう動くのか?株価的には、この中間決算発表のあった9月30日の終値8500円から10月3日の終値9210円まで8.3%上昇している。業績の本格回復で年初来高値の1万220円(3月12日)をクリアできるかどうか非常に注目されるところだ。

しまむらから具体的な成長戦略が見えてこないことも、市場関係者は不安視している。ちょうど10月4日には、「ユニクロ(UNIQLO)」がインドに1号店をオープンし、人口約13億人の巨大市場への本格参入を果たした。しまむらは、台湾で「思夢樂」を47店舗、中国で「飾夢楽」を8店舗展開しているものの、グループ全体の2206店舗からすると海外市場における店舗数は2.4%程度である。そのうえ、2019年8月期で約1.1億円の当期純損益(台湾)、2019年12月期業績予測で約4.2億円の当期純損益で、両市場とも赤字だ。しまむらは、「ユニクロ」のようなブランドビジネス型ではないため海外戦略が構築しにくいのだ。しまむらの成長をどこに求めているのか、その戦略はまだ具体的には描かれていないようだ。

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