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良品計画の売上を3年で2000億円増加させた堂前宣夫会長の功績 では新体制にはなにを期待するか?【いづも巳之助の一株コラム】

NEWAug 29, 2025.いづも巳之助Tokyo, JP
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良品計画の堂前宣夫会長が11月23日付で退任だね。巳之助の良品計画のイメージは、いつも決算は良いが、配当利回りが低すぎて、「あーあ....」と声を出して言ってしまう。そして株価がまあまあ乱高下しやすいので、素通り銘柄なんだよ。

▷でも、堂前会長は、凄腕だ!
11月に退任なんだってね。社長時代の決算はいつもエクセレントで感心していたよ。特に昨年は、6年ぶりの最高益。会長に就いた本年8月期も上方修正を3度重ね、営業収益7760億円(前年同期比+17.3%)、営業利益700億円(+24.7%)、純利益470億円(+13.1%)に到達。売上高1兆円も視界に。これも、堂前さんが、国内外の出店の加速、商品開発の内製化、OMO戦略まで一気に手を付けたからだ。社長在任3年間で営業収益は、2000億円以上増加したんだよ。凄いよね。

▷でも、投資家はココを見るぞ
「稼ぐ力」と「還元する力」だ。まず利益率。本年8月期の営業利益率は9%前後。改善してきたとはいえ、ユニクロ(20%近辺)やニトリ(15%前後)と比較すると大きな差があるね。

次に株主還元。これが株主とって最大の不満だね。年間配当は44円。利回りは0.7%しかない。東証プライム平均が2%台であることを考えれば「ほぼゼロ」だよ。自社株買いもほぼ実施されず、「稼いでも返さない会社」と言われても仕方なしだ。結果、株価は乱高下を繰り返す。最近は、2,000円台から3,000円台を行ったり来たりだもんなあ。

▷新体制ガンバレ
清水智社長が率いる新体制には、この課題に踏み込むことが求められるよ。ポイントは2つ。ひとつは営業利益率を二桁に乗せること。仮に9%から12%に高められれば、営業利益は700億円から930億円へ、純利益は600億円規模へ拡大する。EPSは200円近くに達し、現在のPER22倍を適用すれば株価は4,400円、PER25倍なら5,000円台も見えてくるぞー。

もうひとつは株主還元の再設計だ。配当性向を30%まで引き上げないと海外の投資家も安心して長期保有できないよ。

株主から見る良品計画は厄介だ。だが逆に言えば、それこそが株価の伸びしろでもある。利益率と株主還元に踏み込めば、ビッグウェーブが来る。これから顧客と株主の双方に応える「成熟ブランド」への転換に向かってほしいねー。

▶巳之助メーター 1ニョロ やはり素通り
(1ニョロ=素通り 2ニョロ=監視 3ニョロ=今だ!)
株主還元と利益率に本格的な改革が入った瞬間、監視体制へ切り替えだ。

■プロフィール:いづも巳之助
プライム上場企業元役員として、マーケ、デジタル事業、株式担当などを歴任。現在は、中小企業の営業部門取締役。15年前からムリをしない、のんびりとした分散投資を手がけ、保有株式30銘柄で、評価額約1億円。主に生活関連の流通株を得意とする。たまに神社仏閣への祈祷、占い、風水など神頼み!の方法で、保有株高騰を願うフツー感覚の個人投資家。

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