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「グランドセイコー」と「和光」が好調でセイコーグループの売上高が3000億円を突破

NEWMay 15, 2025.セブツー編集部Tokyo, JP
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セイコーグループは5月13日、2025年3月期の通期連結決算を発表した。売上高は3047億4400万円(前年比10.1%増)、営業利益は212億4000万円(同44.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は133億1600万円(同32.5%増)と2桁の増収増益だった。セイコーグループは政策保有銘柄の一部を売却し、特別利益として18億5800万円を計上している。

売上高構成比の67%を占めるエモーショナルバリューソリューション事業(以下、EVS事業)は、「グランドセイコー(Grand Seiko)」などの時計や銀座の「和光」などを展開しており、売上高は2042億円(前年比8.4%増)、営業利益は223億円(同29.5%増)だった。「グランドセイコー」を中心としたグローバルブランドが好調で、「和光」もインバウンド需要を取り込み前年から大きく売上高を伸ばした。

精密部品やセンサーなどを手掛けるデバイスソリューション事業は、医療向けの小型電池の売り上げが好調で、売上高は621億円(前年比6.5%増)、営業利益は29億円(同38.9%増)だった。情報ネットワークシステムやデータサービスなどを手掛けるシステムソリューション事業は、前年度に実施したM&Aによる収益貢献もあり、売上高は478億円(同18.3%増)、営業利益は50億円(同7.2%増)だった。

セイコーグループの2026年3月期の通期業績予想は、売上高は3120億円(前年比2.4%増)、営業利益は225億円(5.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は145億円(同8.9%増)を見込む。

 

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