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「サンローラン」のアンソニー・ヴァカレロが衣装を担ったペドロ・アルモドバル監督作品が公開

May 10, 2024.セブツー編集部Tokyo, JP
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「オール・アバウト・マイ・マザー」や「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール」といった作品で知られる世界的映画監督のペドロ・アルモドバルが、短編映画「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」を監督した。すでに第76回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、大きな話題になっている作品だが、日本でも7月12日から公開されることが決定した。

「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」は、サンローラン(Saint Laurent)の子会社であるサンローラン・プロダクションズがメゾンとして初めて本格的に映画製作に参入した作品で、クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)が衣装を担った。ペドロ・アルモドバルの監督作品で1993年製作の「キカ」では、ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean-Paul GAULTIER)が衣装を手掛けて、当時大きな話題になった。

主演は、イーサン・ホークとペドロ・パスカルのふたりが務めている。本作の舞台は1910年。若き日にともに雇われガンマンとして働いていた旧友の保安官ジェイクを訪ねるため、シルバは馬に乗って砂漠を横断する。メキシコ出身のシルバはしっかり者で感情的、つかみどころがないが温かい心の持ち主だ。一方、米国出身のジェイクは厳格な性格の持ち主で、冷淡で不可解、シルバとは正反対だった。出会ってから25年が経つ二人は酒を酌み交わし、再会を祝い愛し合うが、翌朝ジェイクは豹変する。彼はシルバがここへ来た、本来の目的を探ろうとしていた。

ペドロ・アルモドバルにとって短編2作目となる本作は、男性社会で生きる性的マイノリティであるクイアたちの切ない愛を描いた西部劇に仕上がっている。鑑賞料金は一律1,000円で、7月12日からヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかで全国公開される。

■「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」概要
2023/スペイン・フランス/英語・スペイン語/31分/スコープサイズ/5.1chデジタル/カラー
© 2024 El Deseo D.A. S.L.U. All Rights Reserved.
配給:ハーク 配給協力:FLICKK 後援:ラテン・ビート

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