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Japan|後編:メルカリ上場でわき立つリユース・シェアリング市場とレンタルビジネス

Jul 18, 2018.久米川一郎Tokyo, JP
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もう一つのキーワードは「リユース」。これも6月19日のフリマアプリ最大手メルカリの東証マザーズ上場によって大きな潮流になろうとしている。「シェアリング」「古着」「ヴィンテージ」などは、やはり特にこの10年間語られ続け漸増して来た市場であるが、メルカリ上場が決定打になって、いよいよ漸増ではなく市場における一大勢力になっていくだろう。
ワールドのラグタグ買収、オンワードグループが東京・吉祥寺で展開しているオンワードリユースパークなど、すでに大手アパレルもこの市場を無視できない存在として動きを見せている。従来のアウトレットマーケットが飽和点に達している今、消費者が着古した中古品がリユースされていくという新市場を急速に形成していくことになるだろう。
「リユース」は「モッタイナイ」「断捨離」など現代人の今世紀に入ってからの消費動向や所有観を端的に現しているビジネス・システムだが、「レンタル」というシステムも同様に大きな市場になっていくだろう。レナウンの「着ルダケ」、伊勢丹が8月から始めるサブスクリプションサービス、ストライプインターナショナルが昨年から展開している「メチャカリ」などのニュービジネスもこれに該当するだろう。またラグタグ買収のワールドもレンタルサービスのサスティナを買収している。
リユースやレンタルは自社の売り上げを阻害する悪者だという意識はもはやそこにはない。生き残りのための新ビジネス参入がそこにあるだけである。
「ジャストフィット」「リユース」「レンタル」のいずれにも共通しているのは、「在庫」を徹底的に排除したビジネスモデルという点だ。在庫を持たなければ成り立たないビジネスというのが従来のファッション&アパレルビジネスの最大の弱点だった。これが売れ残ればバーゲンして、価格に対する不信を招き、ブランド価値を摩耗させて来た。この3つのキーワードが大きくクローズアップされた背景には、過剰在庫こそ最大の悪者だったということにいよいよ気づいたからだろう。

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