
「エイジーセオリー」の発表会に登壇するフリーアナウンサーの宇垣美里、美容家の千葉由佳
アクシージアは6月13日、2025年7月期の第3四半期決算を発表した。売上高(累計)は100億8000万円(前年比10.6%増)、営業利益は4億2600万円(同55.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億1100万円(同74.0%減)と増収だったものの大幅な減益だった。
アクシージアは、高価格帯化粧品「ザ ビー(THE B)」を始め、「アクシージア(AXZIA)」や「エイジセオリー(AGTHEORY)」、サプリメントブランド「レヴウェル(RevWell)」などを展開している。特に中国を主要な市場としているが、消費低迷の影響が長期化している。中国での売上高は前年同期比8.6%減となる72億円で、売上高構成比は86.5%から71.5%に低下した。
アクシージアは時価総額が100億円を下回る状況が続いており、東京証券取引所のプライム市場が設けている「流通株式時価総額100億円以上」の上場維持基準が未達のままでいる。6月13日時点の時価総額は99億3000万円で、短期間で上場維持基準を満たすことは難しいと判断し、5月9日にスタンダード市場への変更申請を行っている。
アクシージアは同日、2025年7月期の連結業績予想を発表している。売上高に修正はなく前年比8.9%増の132億2800万円としており、営業利益は同52.1%減の4億4000万円(修正前は2億700万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は同82.4%減の1億4000万円(1億1100万円)に修正している。リニューアルしたインナーケア製品「AG ドリンク」の売り上げが好調で、利益を押し上げた。