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以上の7人。三陽商会の取締役会はこれに反対した。その理由として、上記の②③④の3人が取締役候補になることをRMBジャパンから事前に一切説明を受けておらず、また③④については株主総会終了後に取締役に就任する意思がなく、また⑤は経営プランも共有していない他の取締役候補者たちと再生プランを確実かつ迅速に実現することは非常に困難との認識を有していること、また、RMBジャパンには三陽商会の事業再建に向けた経営プランがないことなどを挙げている。
事前の打ち合わせもなく、また就任意思のない者の名前を候補者リストに載せるなど、RMBジャパンの株主提案は杜撰の一言。三陽商会の建て直しを心底考えているとはとても思えない。速やかに退場願いたいものだ。キャピタルゲイン狙いのただの投資先としては三陽商会株はあまりにもリスキーである。「コロナ・ショック」と1月に就任したばかりの中山雅之社長の副社長降格と大江伸治副社長の社長昇格などのゴタゴタで3月25日には1,458円だった同社株は現在880円(4月23日終値)ともう半値近くまで下落しているのだ。RMBの購入した三陽商会株の平均単価は恐らく1,300〜1,400円と推定されるから気が気でないのはわかるが、馬脚を現してしまったようである。
しかし、同社の株ということになるとここ20年ほどを振り返ると、2006年1月16日には12,830円という終値をマークしている。その時から比べれば実に6.9%の水準。10分の1以下である。なんとも情けないとしか言いようがない。三陽商会を信じている株主には掛ける言葉もない。奮起を期待したいものだ。