オンワードホールディングスは2019年10月3日、2020年2月期の業績予想を大幅に下方修正した。営業利益は55億円から12億円に引き下げ、55億円の黒字を見込んでいた純損益は240億円の赤字に引き下げた。約600店舗もの大量閉店に伴う減損損失約220億円が業績に響いた。
令和に入ってから、店舗閉鎖のニュースが続いている。フランスのコレクションブランド「ランバン(LANVIN)」は、本国出資100%のランバンジャパンが8月15日に解散したことに伴い、同社が手掛ける銀座店を7月末にクローズした。ファストファッションブランド「フォーエバー21(FOREVER 21)」は、日本からの撤退に伴い、新宿や渋谷の全14店舗を10月末でクローズする。伊勢丹は、9月30日をもって相模原店と府中店の営業を終了した。令和は、アパレル業界にとってこのまま大量閉店時代となってしまうのか?
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