フランスの高級ニットブランド「ペラフィネ(PELLAT-FINET)」の創業者であるルシアン・ペラフィネ(Lucien Pellat-finet)が死去した。ブラジル滞在中に溺死したという。78歳だった。インスタグラムの「ペラフィネ」公式アカウントには追悼文が投稿されている。
モデルとしてキャリアをスタートしたルシアン・ペラフィネは、1994年に自身のブランド「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT-FINET)」を立ち上げると、麻の葉とスカルをモチーフにしたカシミアニットがヒットし、「カシミヤの王様」とも称され、一躍人気のファッションデザイナーになった。
しかし、「ルシアン ペラフィネ」は2019年に破産手続きに入ると、「ザディグ エ ヴォルテール(ZADIG & VOLTAIRE)」の創業者であるティエリー・ジリエ(Thierry Gillier)が買収し、これに伴いルシアン・ペラフィネはブランドからは去ることになる。その後、「ルシアン ペラフィネ」は、現在のブランド名である「ペラフィネ」に変更している。